ロシア第3戦艦隊
一夜明けた5月28日の朝、すでに第1・第2戦隊は実質的に消滅しており、ロシア艦隊はネボガトフ少将率いる第3戦艦隊のみとなっていた。第3戦艦隊は1世代古い旧式戦艦「インペラートル・ニコライ1世」を旗艦に旧式の装甲海防艦「アブラクシン」「セニャーウィン」「ウシャーコフ」で構成されていた。
日本の連合艦隊は夜間は鬱陵島に待機していたが、夜明けと共に索敵と攻撃のために日本海に展開していった。
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連合艦隊の第3戦艦隊は鬱陵島南方で、ネボガトフの乗艦「インペラートル・ニコライ1世」以下のバルチック艦隊第3戦艦隊を視認し第1・2戦隊に通報して遠巻きに待機していた。日本の第3戦隊はロシア第3戦艦隊に負けず劣らず旧式の艦で構成されており、しかも旧式巡洋艦で編成されていたため、強力な第1・2戦隊を待っていたのである。やがて第2戦隊が到着したがさらに第1戦隊を待っていた。
9時30分、第1戦隊も到着し日本の連合艦隊の主力艦は勢ぞろいした。ロシア側も第1戦艦隊の生き残りの戦艦「アリヨール」は夜を徹しての復旧により戦闘可能なまでの状態となり、「インペラートル・ニコライ1世」は無傷であったため、戦闘となれば日本側にもそれなりの出血を強いる事は出来た[6]。ただし、このときアリヨールに乗艦していたアレクセイ・ノビコフ=プリボイは「大砲は使えてもダメージで照準器が無茶苦茶に狂っており、まともな状況でも歯が立たなかった日本艦隊相手に戦えるような状態ではない」と否定的である。
降伏・戦闘終結 [編集]
10時34分、ネボガトフの指示により「インペラートル・ニコライ1世」は白い旗を掲揚し降伏を示したが、戦時国際法で求められた同艦の機関を停止していなかったためか、見誤ったためか、連合艦隊は降伏を無視・または知らずに8,000mの距離で砲撃を開始した。しばらく遠距離からの一方的な砲撃が続いた。10時53分にネボガトフも機関を停止しなければならないことに気づき、機関は停止された。日本側もこれによって砲撃を中止した。戦艦「「インペラートル・ニコライ1世」」とともに戦艦「アリヨール」、巡洋艦「ゼネラル・アドミラル・アブラクシン」、巡洋艦「アドミラル・セニャーウィン」はすべて降伏し、日本側は5隻を接収した[6]。この頃他の海域では夜戦によって大破していた「シソイ・ウェリーキー」が沈没した